先日、「コンビニバイトの初めては怖い」という話をしましたが、慣れてくるとそうでもないんです。
その理由にザイオンス効果があるのですが、ザイオンス効果って知ってます? 日本語では単純接触効果と言います。ザイアンス効果と呼ばれることもあります。
ザイオンス効果とは?
ザイオンス効果(単純接触効果)とは、心理学用語なのですが、小難しい説明は抜きにして簡単に説明すると、単純に顔を合わせるだけの単純接触でも回数が増えてくると、つまり良く顔を合わせるようになるとなんとなく親近感がわいてくるというものです。
詳しく知りたい方はウィキペディアでもご覧下さい。
単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか、英: mere exposure effect)は、(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカ合衆国の心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。
出典:ウィキペディア
何が言いたいのかと言うと、コンビニのバイトでもザイオンス効果があるということです。
コンビニで初めてバイトをするときはお客さんとも初対面ですから、あなたもお客さんが怖いかもしれませんけど、お客さんもあなたとは初対面なのである意味あなたが怖いんです。
でも、あなたがコンビニでバイトを続けていれば、いつも同じような時間帯にコンビニのレジにいるわけですから、常連のお客さんとは何度も顔を合わせるようになります。そうなると、あなたもお客さんもお互いに、ザイオンス効果によってなんとなく親近感がわいてくるんですよ。
そうなるとコンビニのバイトが楽しくなってくるんです。
ザイオンス効果をより効果的にするには?
ザイオンス効果は日本語で単純接触効果と呼ばれるくらいですから、あなたが何も意識をしていなくても、コンビニのバイトを真面目に続けているだけで自然と効果は現れるものですが、このザイオンス効果をより早く効果的にするにはどうしたらいいのか?
お客さんとの親近感が増せば、それだけお客さんが怖いということは無くなるどころか、お客さんへの接客(レジ業務)が楽しくなってきますから、ザイオンス効果の効果を加速するにはどうすればいいでしょう?
答えは単純であなたから積極的にアプローチをして単純な接触でなくなれば、より親密になるスピードが上がるということです。つまり、あなたから積極的にお客さんに話しかければいいわけですが、とは言え、話しかけると言っても何を? となりますよね。
だから、最初にお伝えした挨拶が大事ということです。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という挨拶をあなたが元気に明るく大きな声でしているだけで、あなたは好印象になりますから、ザイオンス効果の効果がアップするんです。それに加えて、お客さんと会話をすることです。
お客さんとの会話とは?
お客さんとの会話とは、ベテランのバイトさんが常連さんと世間話をしているような会話ばかりがお客さんとの会話ではありません。
そんな会話は最初はもちろんコンビニでバイトを続けていてもなかなかできるものではありません。
そうではなく、お客さんの注文を復唱する、「かしこまりました」「少々お待ちください」などの言葉をあなたがハッキリを言う、タバコの注文をされたら、復唱をするだけでなく、タバコのバーコードを読みこむ前に「こちらですね」と確認するなど、あなたからの一方通行でもいいので、あなたが必要なことを積極的にお客さんに話かけるということです。
これ、意外としっかり出来ている人ってそれほどいませんから。大事なことなのに。
タバコの確認は「こちらでお間違いないですか?」と言うのが正しい言葉遣いですが、正しくなくても「こちらですね」と言うだけでも、あなたに対する印象は変わります。何も言わずにバーコードをピッとされるよりはるかに良いです。
意外とバイトに慣れてくると逆に何も言わずにバーコードをピッとやってしまいがちなんですよ。それはダメです。
お客さんは、あなたが「こちらでお間違いないですか?」と言ったところで返事をしてくれない場合や首を縦にふるだけの場合も多いですが、それでもあなたは言うべきなんですよ。
これ大事!
ザイオンス効果は何も意識していなくても効果はありますが、ザイオンス効果を意識してあなたの存在をアピールすることでより効果的になりますから、是非これを覚えておいて下さい。
ザイオンス効果とか、単純接触効果とか、そんな言葉はどうでも良いので、あなたがどうするといいかだけは覚えておいて下さいね。
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