『珈琲』を含むコンテンツ

ブルックス(BROOKS)コーヒーを美味しく淹れる手順

ブルックス(BROOKS)コーヒーを美味しく淹れる(作る)と言っても、
淹れるコーヒーの銘柄(たとえば、モカブレンドなのかキリマンジャロなのか)によって、
若干の違いはありますが、そのあたりは、ご自身の好みで調節をして下さい。

まずやかんでお湯を沸騰させます。
このとき、注ぎ口の細い専用のやかん(ケトル)があればベストですが、
ふつうのやかんでも構いません。ですが、細く注げるようにあまり重くないように、
必要な分だけお湯を沸かしたほうが良いでしょうね。

カップはあらかじめ沸騰したお湯を8分目くらいまで注いで温めておき、
お湯を捨てて、ブルックス(BROOKS)コーヒーをセットします。

このとき、コーヒー豆が片寄っていないように平らにしておいたほうがベストです。

これでブルックス(BROOKS)コーヒーを美味しく淹れる準備完了です。

ブルックス(BROOKS)コーヒーを美味しく淹れる、淹れ方(いれかた)の手順

1.最初にお湯を注ぐときのコツ

沸騰したばかりのほぼ100度のお湯はやめたほうが良いです。やや冷まして下さい。
と言っても、90度以下ではダメですが、
キリマンジャロのような酸味の強いコーヒーは香りを立てるため100度に近い、
ほんの少しだけ冷ました程度にしたほうが美味しく出来上がると思いますし、
グアテマラやブルーマウンテンブレンドのように味わいを出したほうが美味しいコーヒーは、
もう少し低めの温度になるように冷まして下さい。

そうして、一気にお湯を注ぐのではなく、パッケージの写真にあるように、
お湯を細く注いで下さい。(やかんを使う場合は要注意です)

最初にお湯を注ぐときには、目安として、コーヒー豆全体にお湯が行き届く丁度くらいで、
しかも、下にポタポタとコーヒーがたれないくらい(豆にお湯がすべて吸収される程度)が、
ベストですが、数滴くらいはコーヒーがしたたっても構いません。


2.蒸らし

この状態でしばらく蒸らします。
約20秒ですが、これは正確に計るよりも、感覚的に捉えたほうが良いと言えます。

最初お湯を注いですぐにコーヒーの香りがぐっと匂いますが、一旦おさまり、
そうして20秒ほどすると、もう1度、コーヒーの良い香りが匂ってきます。

このタイミングで2回目のお湯を注ぎはじめますから、
必然的に、キリマンジャロなどは、若干短めの蒸らし時間になると思いますし、
コーヒーマニアのようなコーヒーは、逆にやや長めの蒸らし時間になると思いますが、
その差はほんの数秒です。

このように自分の鼻を頼りにしたほうが、その日の温度や湿度によっても変わる蒸らし時間を
正確に自分の好みにあわせることができます。

数字で言えば約20秒、感覚的に言えば、2度目にコーヒーの良い香りがぐっと来たら、
2回目のお湯を注ぎます。


3.2回目のお湯を注ぐときのコツ

2回目にお湯を注ぐときも細く注ぎ、豆全体にお湯がいきわたり、カップにポタポタと、
コーヒーがたれるくらいまでです。

感覚的には、コーヒー豆全体が、ふわっと膨らんだような状態になったら、
一旦お湯を注ぐのをやめます。

そして、2秒ほど待って3回目のお湯を注ぎます。
ここでの待ち時間は、香りを重視するならば、若干早めにしがほうが良いです。
(私はキリマンジャロなどは若干早めます)


4.3回目のお湯を注ぐときのコツ

3回目のお湯も、パッケージのように細く注いでいきますが、
ブルックス(BROOKS)コーヒーを美味しく淹れるには、
3回目は、7分目くらいまでの高さになるまでお湯を注いで下さい。
(「の」の字を描くようにお湯を注ぎます)

他の同様の形式のドリップコーヒー(モンカフェやマイカップコーヒー)では、
たとえばマイカップコーヒーならば5分目(つまり半分くらい)なのですが、
これはフィルターの高さの違いですから、各社3回目に注ぐ目安は異なります。

ブルックス(BROOKS)コーヒーの場合は、だいたい7分目あたりまでが目安です。
そこまでお湯を注いだら、また一旦注ぐのをやめて、1秒ほどしてから、
(つまり、2回目から3回目の間の待ち時間よりも若干だけ短めです)
4回目のお湯を注ぎます。


5.4回目のお湯を注ぐときのコツ

今回も同様にお湯を細く注いでいきますが、4回目はコーヒー豆が膨らんで、
フィルターから溢れそうになるくらいまで注ぎます。
(今回も「の」の字を描くように注いで下さい)

丁度このあたりで止めれば、丁度良い分量になっていますが、
豆が若干古くなってくると、溢れそうになる前に丁度良い分量になることもありますから、
要するに、最後の4回目は、
丁度良い分量になるまで、細くお湯を注ぎ続けるということです。


6.スプーンでかき混ぜる

コーヒーを美味しく淹れるポイントでお伝えしたように、全体の味を均一にするために、
出来上がったら1度、スプーンでカップの中のコーヒーをかき混ぜて下さい。

これで出来上がりです。

4回に分けてお湯を注ぎ、
それぞれに注意点がありますから、なれるまで難しいかもしれませんが、
なれてしまえば、いつでも自分で美味しいコーヒーが淹れられるようになりますから、
是非上記の内容を参考にして頑張って下さい。


ご注意)
ポイントのときにもお伝えしましたが、
4回お湯を注ぐときには、すべて珈琲豆にお湯をかけて下さい。
フィルターにお湯をかけてしまわないようにして下さい。

☆ フィルターがコーヒーに浸かってしまうことについて
ブルックス(BROOKS)コーヒーを淹れると、ふつうのコーヒーカップでは、
お湯を注いでいる間に、フィルター部分が珈琲豆と共に、コーヒーの中に浸かってしまいます。

モンカフェは、そうなると雑味が出るからという理由で、コストを上げて、
少し高額にしてでも、フィルターがコーヒーに浸からないような構造になっていますが、
ブルックスの場合は、いずれの銘柄も浸かってしまいます。

浸かったからと言って、それほど気になるほどに雑味は出ないですが、
気になる方は、マグカップのように少し高さのあるカップで淹れるとか、
少し高さのある別容器でコーヒーを淹れてから、カップに移すということも良いですね。

私はマグカップでコーヒーを淹れるということをしています。

コーヒーの美味しい淹れ方の種類

ブルックス(Brooks)のコーヒーに限らず、ドリップ式のコーヒーを淹れる場合、
美味しい淹れ方(いれかた)と言っても、大きく分けて2種類の淹れ方があります。

1.香りをより引き立てるような淹れ方

2.味わい深くするため味重視の淹れ方

という1と2のこの2種類です。
そして、この2つは淹れ方(入れ方)もかなり違うものになります。

ブルックス(Brooks)のコーヒーでも、この2種類どちらの淹れ方もできますが、
しかし、ブルックスのコーヒーに限らず、最初のほうの香り重視の淹れ方は、
条件として、コーヒー豆(珈琲豆)が新鮮で薫り高いことが前提です。
豆自体が鮮度が良いこと、焙煎から間もないこと、挽いてから間もないこと。
これらが条件になります。

美味しい淹れ方と言っても、どんな匠の技であっても、
豆本来が持つパフォーマンスを最大限に引き出してやることしか出来ません。

同じコーヒー豆でコーヒーを淹れるなら、淹れ方次第で差がつくのですが、
当然のことながら、豆のパフォーマンス以上の香りや味は出せません。

その観点から言うと、ブルックスのコーヒーは鮮度にもこだわっていますが、
ブルックスに限らず、ほとんどの市販のコーヒー豆は、(珈琲豆専門店の一部を除く)
香り重視の淹れ方よりも、味を重視した淹れ方のほうがあっているとも言えます。

もちろん、コーヒーは嗜好品ですから、どれが一番とか、どれがダメとは言えません。
香りと味のバランスが取れたほうが好きな人もいるでしょうし、
香りにこだわる人もいるでしょうし、味にこだわる人もいるでしょう。

そのあたりの微調整はしつつも、基本、ブルックス(Brooks)のコーヒーについては、
2番の味わいを深くする味重視の淹れ方をすることをお薦めします。

コーヒーマニア コク深焙煎

コーヒーマニア(コク深焙煎)は、ブルックスのコーヒーの中でも、少々高級なコーヒーです。

一般のブルックスに似た商品が、コーヒー1杯あたりに使うコーヒー豆が8グラムで、
ブルックスは基本、コーヒー1杯あたり10グラムのコーヒー豆を使っていますが、
このコーヒーマニア コク深焙煎は、1杯にたいして15グラムのコーヒー豆を使っています。

コーヒーマニア(コク深焙煎)は、元々その名の通り、
深いコクを楽しむためのコーヒーですから、挽き方も中細挽きと細かめに挽いてあり、
焙煎もかなり深煎りで、見た目からして珈琲豆がかなり濃い色です。
それに加えて、通常の1.5倍ものコーヒー豆を使うため、コクと味わいは深いです。

ですが、かなり深煎りで、コクと味重視のコーヒーですので、
アメリカンテイストというか薄味のコーヒーが好きな人にとっては、
少々濃すぎるかもしれません。

ミルクを加えてエスプレッソにしたり、カフェオレ(カフェラテ)にして飲まれるほうが、
好まれる方も多いと思います。

ブルックスコーヒーの中でも、ヨーロピアンブレンドが少々濃いと感じる人には、
さらに濃いため、苦手かもしれませんが、私のようにヨーロピアンも好きな人には、
コーヒーマニア(コク深焙煎)は、美味しく飲めるコーヒーでしょうね。

コクを楽しみたい人は、コーヒーを淹れる際に、蒸らし時間を長めにとって、
しっかりと味を引き出して淹れると美味しく飲めると思います。

結論としては、少々贅沢なコーヒーではあっても、飲む人の好みに大きく左右されるのが、
コーヒーマニア(コク深焙煎)というコーヒーの特徴と言えるでしょう。